ストレスは本当に”悪”?
ストレスを分析してみると、大きく分けて「負荷」「わがまま」「害」の3つに分類できます。
ストレスというと、悪い印象を持つかもしれませんが、決して「悪」とは思えないストレスがあることを知っていますか?そうです「負荷」は”悪”ではありません。多少の負荷がなければ人は成長できないからです。
筋肉ができる時、筋肉痛になりますね。普段使ってなかった筋肉に負荷を与え、鍛えるのですから、はじめは筋肉痛になるでしょう。心も同じです。知らなかったことを学んでいる時や、なかなかうまくいかない時は、失敗ばかりで心が苦しくなります。でも、努力していくうちに、取得できたり、成長を感じることでしょう。頑張った努力は無駄にはならず、新しいあなたを創っていきます。
私たちを成長させる大切な「負荷」
大学生が親元を離れ、初めて一人暮らしをする。家族と暮らしていた時には気づけなかった親のありがたみを感じたりしますね。
体調を崩したりして一人ぼっちになった時、そばに誰かがいてくれることがどれだけ安心することかに気づくでしょう。寂しさを感じたり、自分がいかにわがままだったかを気づけることは、とても幸い。この感性が優しさや思いやりを形成するからです。体験するからこそ想像できるのです。
それなのに、今は保護者が我が子を手放しません。それはお互いに不幸です。
心配なのはわかります。守ってあげたいし、今の世の中は怖いですから、見守ることは大事。考えて見てください。あなたが全部やってあげたら、「あなた」がいるうちはいいかもしれません。「あなた」がいなくなったら、その子は社会で生きづらくなるでしょう。苦しめているのはどっちでしょう。転ぶことも人間には必要なのです。失敗のない人がもしもいたなら、人の痛みのわからない愛のない人になることでしょう。
人間には失敗する権利がある。失敗から何かを学び成長するために生まれてきたのです。親であってもそれを奪う権利はないと思います。子どもたちを祈る思いで信じて待つ忍耐力もまた、「親」の成長のための負荷。最初から「親」という生き物はおりません。私も愛の実践途中。すべての子どもたちのために、ともに頑張りましょう。
「わがまま」のストレスとは
同居している娘や息子によくあるケース。母親などに、なんでもやってもらっていて、「あたりまえ」になっている場合です。
「なんでまだ洗ってないの」「言わなくてもわかるよね」など、自分が動けば済むこと、ひと言説明したりお願いすればいいことを言わないがためにイライラしてストレスになっていることはありませんか?
気が利かない!などと、会社でも思うこともあるかもしれません。
この原因は「相手」を自分の都合のいいように動かそうとした結果です。「相手」の気持ちになっていません。なのにそれがストレスを感じているとすれば、ストレスの中の「わがままなストレス」といえるでしょう。
いつも自分がやるべきことまでやってくれる相手に、きちんと感謝を伝えていますか?相手がわかるように丁寧に説明していますか?「ありがとう」と「ごめんなさい」を伝えていますか。あたりまえはないのです。「わがままなストレス」は本来感じなくてもいい「ストレス」だったことにきっと気づくことでしょう。
「害」となるストレスからは逃げる!
ストレスの中でもっとも悪いストレスは「害」のあるストレス。
陰湿ないじめや、命を脅かすような自分にとって「害」となることからは、全力で逃げなければなりません。とにかくあなた自身を守りましょう。たった一人でもいい、あなたが信頼する人に勇気をだして声をあげてください。諦めてはいけません。あなたを見守る愛は必ずあるのです。闘わなくていい、とにかくそこから逃げることを優先しましょう。
このように、ストレスを分析してみると、逃げる「害」のストレスもあれば、自分を成長させる大事な「負荷」としてのストレスもあることがわかります。
簡単にストレスで片づけず、きちんと分析し、自分と向き合ってみてはいかがでしょうか?ストレスと上手に向き合い、切磋琢磨みんなで成長できたらいいですね。
今日も素晴らしい一日を。
いってらっしゃい(^^)