春爛漫🌸今年も美しい桜たちに出会えました。皆様もお気に入りの桜はございますか?
日本の象徴、「桜と着物」を今年も楽しむことができました。
桜コーデ
桜はピンク色を想像なさるかもしれませんが、案外白いのです。特にソメイヨシノは、散る間際こそ色が濃くなりますが、咲き始めなどは比較的白いので、撮影には色の濃いお着物が映えます。
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ロケーション撮影でいつも私が意識していることは、どんな背景で、どんな色が多いのか?をとても考えます。主役は自然界ですから、邪魔にならないように、調和を意識しています。
新潟県はご存知のとおり雪国です。日照時間は関東から南側に比べるとかなり少ないと思います。
私は、きものカラー講座を開催したりするのですが、そこでもいつもお話していますが、実はパーソナルカラーを診断する上で、この「日照時間」がとても重要になってくるのです。日本のお着物たちは日本人のために作られていますから、日本人を一番美しく見せてくれるアイテムのはずです。ですが、着物の地色が鮮やかすぎては、雪国の大自然の中で浮いてしまいます。それと同じように、その人の肌に合わなければ、お着物だけが目立ちその方の良さが隠れてしまうのです。隠れる…というよりは、肌が濃く見えたり、老けて見えたり、マイナス要素が目だってしまいがち。それではお着物を着る楽しみが半減してしまいますよね。
雪国生まれであっても、鮮やかな色が得意な方ももちろんいらっしゃいます。その中でも、ブルーベースとイエローベースにわかれるのですが、ここでの決めてが「日照時間」との関係が関わってまいります。しかも、ゴールドが似合うのかシルバーが似合うのかも、わかるのです。
なでしこ和美人越後では、お着物に特化したカラー講座を定期的に開催させていただいております。最初にあなたに似合う半衿を見つけていただくのです。
お着物をおしゃれに着るためには、襦袢の半衿がとても大事になってまいります。せっかく自分に似合うお着物を着ているのに、半衿がご自身に合っていない方を多く見られます。もっと素敵になるのにもったいないな…と感じることも少なくありません。
5歳若く見えるか、老けて見えるかって、女性にとっては重大事件ですよ!!!たかが半衿、されど半衿でございます!
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今回の私の桜コーデは、ブルーベースのピンク。しかも、くすんだピンク。そして半衿も淡いピンクにしてあります。これが一番私らしさを表現してくれます。紫も青ピンクとの相性抜群。大胆な色でしたが今回はチャレンジしてみました。
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純国産の繭!昭和のお着物たち
今年の桜撮影では、昭和のお着物、コートを選びました。すべていただいたもの。捨てられるはずだったものとも言えます。今では本当に少なくなってしまった純国産の糸。着ていてとても気持ちがいいのです。短いお着物はあえておはしょりを作らず、着てみました。もともとおはしょりなど無くても、楽しめたらそれでいい!全体のバランスが大事、と私は思います。
マジョリカお召し、ウール、戦前の古布。どれも本当におしゃれです!
コーディネートに迷ったら、グラデーションを意識すると、品の良い調和のとれたコーディネートになります。メリハリがちょっと苦手、と思う方は、グラデーションを意識してみると素敵になると思いますので是非試してみてくださいね!
ことしの桜もとても美しかったのですが、なんとなく寂しい印象をうけました。いろんな恩恵を下さる自然界にもっと感謝の気持ちを持ちたいものです。当たり前ではないその瞬間にも、常に感謝して過ごしたいものです。来年も美しい桜に出会えますように…。ありがとう。
なでしこ和美人越後 前山豊子
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