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ゆとりあるしぐさを生みだす「残心」を心がけましょう

ゆとりあるしぐさはとても優雅で美しいです。そして見ている人にも安心感を与えます。

優雅なしぐさには「大人の余韻」があるもの。

訪問してくれた人が帰るとき、一緒に電車に乗っていた友人が降りる駅に着いて別れるとき、さりげなく笑顔でたたずむその姿は、包み込むような温かい「ゆとり」を感じますね。そんな風に見送られたら「また、会いたいな」「また来よう」って思うことでしょう。

相手に対して心を残す、こうした所作を「残心」といって礼法などでも大切にしています。見えなくなるまで見送るなど、心の在り方を大切にするのです。

江戸の人々のマナーでもある江戸しぐさにも「あとひきしぐさ」という、同じ心づかいがあります。

「残心」は見送る時だけではない

ものを置くときや渡す時も、大事なのは「間」です。手から離れたとたんに、次の動作に移るのではなく、きちんと置いたかな?渡せたかな…というひと息の「間」を意識してみましょう。

電話応対も同じです。相手が切るまで待つ。忙しい時ほど、心がけたいものですね。この「間」の一呼吸がゆとりとなるものなのです。心を残す、相手を思う心、日本人の美しさだと私は思います。

ゆとりあるしぐさには「和の心」がある

和の心とはなんでしょう。和の心とは、「一期一会」の心を持つことでもあります。つまり、目にはみえない「思いやりの心」ではないでしょうか。

目の前の出来事の捉え方ひとつで、心の在り方も変わってきます。出会う人も、出来事も「一期一会」です。電車で隣になった人、初めて行ったお店で見つけた素敵な食器、誰かの代わりにすることになった仕事など、あなたが出会う人、もの、ことはすべてあなたに縁があるもの。

美しい景色に出会えたのも、懐かしい人に出会ったことも、みんな意味があってあなたに起きている。そうした出会いを二度とない「一期一会」ととらえて大切に過ごす心こそ「和の心」でしょう。

ゆとりある大人の品格は、こうした日常から生まれてくるのです。

毎日は奇跡の連続。目の前の出会いに感謝しましょう。

今日も素晴らしい一日を。

いってらっしゃい(^^)