本当の幸せとは何か?
北京オリンピックでの羽生選手の言葉「努力は無駄だった」そんな感じのインタビューをみました。確かに、私たちでは想像もできないくらいの努力をしてきたからこそ、出た言葉だったと思います。
ですが、どんな人でもすべてが願い通りにはなりません。
そこまでやったからこそ分かったことがあるはずです。潮の満ち引きがあるように、美しい花もやがて枯れていくように、物事には必ず終わりがあります。
大事なのは、何が本当の成功か、本当の幸せか、という視点です。
3連覇することだけが人生ではなく、そのためだけに生まれてきたのではないという視点を、きっとみんなに教えてくれたのかもしれません。震災の時にも思いましたが、彼は神様に選ばれた優れた救世主だと思いました。
”暗闇”は幸せの前兆
何かを求めて頑張っているとき、つい「もうダメだ」「無理に決まってる」など、つぶやいてしまうこともありますね。
でも、それは実は期待感が強いからなのです。
期待すらしていない人は、不安にもなりません。期待がありすぎるから、不安になって悪い予感がよぎる。心に描いた悪いイメージは、良くないことを現実に引き寄せかねません。
必要以上に期待して不安になるくらいなら、ただただ、ひたすらに努力をしてみましょう。
努力は決して嘘をつかない
努力は嘘をつきません。
間違えないでほしいのは、努力したからといってあなたの望みが全部叶うということではないことを理解してください。
その努力は決して裏切りません。
どんな形であれ、あなたが頑張った事実は刻まれます。やらなければわからなかった世界があるものです。
忘れないでください。
私たちがこの世に生まれたその意味を。個人個人の願いを叶えるために生まれたのではなく、ひとり一人が、この世でしか味わえないことを経験し体験から学び、感動する心の成長のために今あなたは生きているのです。
ポジティブな気持ちでいかに努力できるか、強いエネルギーをそこに注ぎこめるか、それによって結果も変わってくるのです。
運やツキ、縁起のいい日なども、一種のサプリメント。それに依存しても意味がありません。
明けない夜はない
本当の幸せになるためには、暗い闇の時代が必ずあるものです。暗闇の中で自分を磨いて努力する。不安に打ち勝って努力を続ける。そうすれば、おのずと結果はついてきます。
暗闇からでしか見えない景色があります。
暗闇を知るからわかる光があるのです。
私自身、落ち込むこともあれば、投げ出したくなるときもあります。こうして書きながら、自分自身にいつも言い聞かせています。未熟者だからこそ今生きているのだと思っています。
それでも、頑張っていたなら、私を理解し力を貸してくれる仲間ができたり、勇気をくれたり、素敵な人たちにたくさん出会えました。それこそが本当の幸せです。人は宝です。
どんな暗闇も、明けない夜はありません。
努力も感謝もせず、いい結果にうぬぼれていると、必ずしっぺ返しがきます。どんな結果が出ても冷静に、その時々に味わえる体験を十分に味わい尽くしましょう。どんなことにも意味があるから。
今日も素晴らしい一日を。
いってらっしゃい。