こんにちは。

なでしこ和美人撮影会主宰の前山豊子です。

10月の撮影会は、香りの秋バラと撮影会の予定でしたが、残念ながら大雨予報!!

急きょ、北方文化博物館でのお着物撮影会になりました。雨に濡れたお庭がとても綺麗でしたよ。

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北方文化博物館でお着物撮影

撮影:田村健太カメラマン

いつ来ても美しく、藤の頃と違い、静かで心まで落ち着く穏やかな時間になりました。

皆様初めて訪れた方々が多く、新潟を代表するこの北方文化博物館をお楽しみでした。

11月はグレードアップ撮影会 

11月は、ヘアメイク付きスペシャルな撮影会でした!

11月23日水曜日

重要文化財の「笹川邸」にてポートレート撮影会。

ヘアメイクは、トータルビューティーアドバイザー「HIROMI」先生。

皆様お一人お一人、ピッタリなヘアーとメイク!みんな美しく変身できましたw

素晴らしいロケーション、せっかくなのでフォーマルお着物で撮影会を開催。皆様美しかった~!

歴史ある大庄屋「笹川邸」には、日本の第一礼装、フォーマル着物たちがとてもよく似合っていました。

着物の格について

お着物には、少しやっかいな「格」といわれる着物ルールがあるのをご存じでしょうか?

お着物は日本の民族衣装。

ここで、お着物の「格」について少しお話いたしますね。

第一礼装

日本の未婚女性の第一礼装と言えば「振袖」です。

成人式でお嬢様方が振袖を着るのも”第一礼装”で式典に臨むものだからです。

振袖のお袖が長いのも諸説あるのですが、長い袖にたくさんの幸せが集まるように、と、愛が込められたお着物です。「袖すり合うも多生の縁」こちらも長い袖が風に揺れる様から生まれた言葉。大切に受け継がれた特別な衣装ですね。

既婚女性の第一礼装は「黒留袖」

昔は嫁ぎ先の親族も女性は黒留袖を着ていました。ですが、今は、ご両家のお母さまが着るお着物に変化しつつあります。なかなか手を通すことのできない「格」の高いお着物となりました。

黒留袖の特徴は、色は黒。黒は色の中でも格式のある色。

背中と両袖の後ろ側に家紋が各一つずつあり、前の両胸に一つずつ。合計5つの家紋がついています。これを「五つ紋」と呼び、一番格式高いお着物の証となります。

さらに胸には紋があるため柄はなく、裾の方にだけ柄が描かれているのも大きな特徴といえるでしょう。

もうひとつの5つ紋「色留袖」

黒留袖と同じく5つ紋の入ったお着物がもうひとつあります。色がついた「色留袖」です。

色留袖は、嫁ぐ側の親族が着るお着物でもあり、甥っ子や姪っ子の結婚式、皇室にご招待された時などでお召しになるお着物になります。ですから、なかなか格が高く今では出番の少ないお着物となってしまいました。色留袖は背中と両後ろ袖に紋が入った「三つ紋」と呼ばれるものが一般的のようです。

5つ紋の仲間に「喪服」があります。こちらも第一礼装。本来はお祝い事でも着ていいお着物なのです。

セミフォーマル「訪問着」

次に格が高いのは「訪問着」

こちらは、お呼ばれのお席や結婚式、パーティーなど華やかなお席にぴったりのお着物。衿もとから柄が入っていて、裾の模様が繋がっている絵羽仕立てになっているお着物です。

「付け下げ訪問着」と言われるものもあり、見分けが難しいのですが、大きな違いは反物からできているのか?絵羽仕立てになっているお着物なのか?で見分けることができます。

よく呉服屋さんでお着物が両手を広げたようにかかっているものを見たことがあるかと思いますが、それが絵羽仕立てになります。

「付け下げ」は、昔、贅沢禁止令が出た時に当時の芸子さんたちが考えて、三味線を持った時に見えるところにだけ柄が入ったお着物が付け下げのはじまり。いつの時代も芸妓さんたちは憧れるファッションリーダーなんですね!

他にも「小紋」「紬」「浴衣」など、着物には素材や柄付けでランク分けされています。

それぞれTPOに合わせたお着物を選べるように、私の着付け教室ではこうして実践しております。

難しく考えず、楽しみながら学んで参りましょう。お洒落にファッションとしてドレス感覚で着れるのも、基本を知ってればこそ!大人のお洒落を楽しみましょう。

ご参加いただきました皆様、本当に素敵でした!ありがとうございました。

12月はクリスマスランチ会で撮影会

12月はなでしこ和美人越後の生徒様たちとクリスマスランチ会で撮影会となります。

お楽しみに💛

なでしこ和美人越後 前山豊子