「夏」といえば”ひまわり”ですよね!お日さまに向かって咲くひまわりは、ビタミンカラーも手伝って、私たちに元気をくれるお花です。毎年上堰潟公園(うわせきがたこうえん)では、見事なひまわり畑の景色に出会えます。新潟では津南のひまわり畑が有名ですが、西蒲区にあるこの上堰潟のひまわり畑も、角田山との雄大な景色が最高なのです。

2021年8月9日に撮影

一斉にお行儀よくこちらを見ております(*^-^*)

では、撮影会での様子をご覧ください🌻

≪目次≫

*2021年の夏は…
*復活のひまわり
*ひまわりと一緒に浴衣撮影会
*写真も着物も”生きもの”
*「後ろ姿」が語るもの
*お花と一緒に撮影する理由

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2021年の夏は…

2021年の夏は、オリンピックがコロナのため一年遅れて開催。暑い暑い夏。そのため当初は朝早くに撮影会を予定していたのです。というのも、二年前に初めてひまわり畑の存在を知り、着物で撮影したのですが…(;^_^A まぁ‼暑いのなんのって!炎天下。それでも8時に集まって9時が限界…。

その時の写真がこちら!

玉の汗が(;^_^A 帰ったらそれでも涼しい小千谷縮に汗染みが…。

この経験から絶対早朝!と決めていました。駐車場も日中は混みあうのでなおさら。

ところが、オリンピックが終わるのを待っていたように、ご存じのようにあれだけ晴れた天気が、激しい台風に。雨と山からの強風で一気にひまわりは倒れてしまいました。

前日たまたま撮った写真はこちら。(撮影:カメラマンN.O)

満開のひまわり。どれも生き生きとして本当に美しい姿です。でも、その夜から朝にかけて激しい台風から温帯低気圧に変わった雨と猛烈な風。心配になって見に行くと、山から吹き下ろす強風でたった一夜でこんなに…。

一番の見頃で美しく咲き誇っていたひまわり。かわいそうで、また、何だか今の身動きの取れない、先行き不安なコロナのこの現状と重なり、なんとが頑張ってほしい!と願わずにはいられませんでした。

復活のひまわり

長雨のせいで、当初予定していた朝活は雨のため延期。天気予報とにらめっこしながら、なんとか次の日は青空が出てくれました。

お盆には珍しく、朝は寒いくらいの気温。晴れてくる午後に撮影会を実施することができました。

上堰潟公園

だいぶお花の向きもバラバラで、起き上がれなかったひまわりたちもたくさんありましたが、必死で咲いてるひまわりたちが嬉しかった。係の方々が、根を踏み固めたりしながら起こしてくださったのだそうです。本当にありがたいです。心から御礼申し上げます。

逆に自然界のエネルギーを感じながらの、いつもとは違う、より感謝あふれる撮影会となりました。

ひまわりと一緒に浴衣撮影会

 

偶然にも、みんなが「絞り」の浴衣でしたね(*^-^*)

絞りの浴衣は着心地も、また華やかさも、存在感が違いますね!それぞれ個性があって皆さん素敵でした。

写真も着物も”生きもの”

私の今回の浴衣はひまわり!この日はこれが着たい!と決めました。いつもなら、そのお花に合わせて、むしろ邪魔にならないようなお着物を選んできました。

ですが、今回は”ひん死のひまわり”。ひまわりたちを元気づけたくてちょっとド派手?になっちゃった(笑)浴衣は派手でOK。普段着れないような浴衣に、夏はチャレンジしてみて下さいね。

今回は贅沢にもお二人のカメラマンに撮影していただくことができました。本当にありがたいな~って思います。感謝でいっぱい。

出来上がってきたお写真をみて、なるほどな~、と感じたことがあります。

好きな分野、タイプ別がある!そして、写真も着物も同じ共通点があることに気づいたのです。

撮影:カメラマンOさん

彼の作品は、何と言っても「優しさ」が溢れています。メルヘンの世界を持っている。お花の表情や美しさを大事にしています。

いつもわがままな要望に応えてくださる同級生のOさん。何でも相談できるありがたい相棒でいてくださいます。彼と組んで5年。今回”素”の(笑)同級生的な一枚を撮られておりました~(;^_^A

歳をとると、真剣な顔が怖くなる!(笑)気をつけましょう。このチームワークこそが私の宝です!

この写真を撮った、私のパソコンの先生でもある田村健太先生。通称”たむけんちゃん!息子と同い年。そう、リアル息子世代。

彼と合流できた時間や曇り空もあって、先ほどの同級生のカメラマンとは全く違う印象の写真になりました。

少し日が陰ったひまわり畑。夏の終わりを惜しむような、大人の(十分大人なんだけどw)写真になりました。

ひまわりも浴衣も、人物も同じ。なのにこんなに変わる。どちらも「私」。

モデルも、カメラマンも、その人の人生観、感性が光るものなんですね。お着物も同じ。同じ着物や帯でも、着る人によって女性らしさが増したり、粋になったり着方で変わる。着物も「生きもの」。着る人の人格で変わるものだと思います。大事なのは個性、感性、人間力なんだなと、今回はとても勉強になりました。

「後ろ姿」が語るもの

今回、私自身が一番驚いた写真があります。それは…後ろ姿。

 

いつの間にか撮られていた「後ろ姿」。力の抜けた自然な私がそこにはありました。

少し前は、後ろ姿に自信がなく、大嫌いでした。何度撮っても「お母ちゃん」が抜けないw。

観相学の先生が仰っていました。

人は後ろ姿が”陽”、正面は”陰”なんです、と。

確かに親の背中を見て育つ、とか、後ろ姿ってごまかせない気がします。だからある意味私の「お母ちゃん」の背中は正しい。だって本当にお母ちゃんだからね。でも、女性らしい背中とはまた違ってくる。やはり憧れますよね。

仕事も生活も、コロナになって本当に気持ちの持ち方が変わりました。何気ない日常の有難さや、大切な人と過ごす時間、ひとりの時間、今、等身大の自分、背伸びしない自分になってきたのかな…と、自分のすっきりした背中に思いました。心の動きが自然に振る舞いになるものなのですね。

もともと私はがっちりしたでっかい背中で、首も太く、いかり肩。

着物が似合わない体系でした。

そんな私がこんな風に変われたのは、立ち居振る舞いの基礎を学んだおかげです。日本舞踊から取り入れた美しい仕草は、普段の生活では気づけなかったと思います。

お着物を愛する方々はもちろん、今、猫背やスマホ首で肩こりや頭痛に困っている若者たち、子育てで自分にかまっていられないお母さんたちにこそ、日常をエクササイズにできるそんなメソッドをなでしこ和美人越後では教えています。

どこから撮られても美しい、軸の通った、動いても美しいあなたを手に入れましょう!

お花と一緒に撮影をする理由

この5年間、たくさんの花々と撮影してまいりました。その度に違う表情を見せてくれるお花たち。そこに合わせたお着物のコーディネートはとても楽しい。

この楽しさはお洋服では味わえないかも。

新潟は美しいところだと改めて思います。雄大な山々、広い大地、青い空。お花畑も広大です。人々も勤勉で優しい。自然界とともに生きている、生かされていることを実感いたします。

桜、バラ、藤、あやめ、紫陽花、コスモス

 

 

いつも撮れる写真なんて一枚もない。どれもすべてが揃った奇跡の瞬間。

お天気、自分やカメラマンのスケジュールや体調、そして何より短いお花の一番良いときが重なってはじめて完成する奇跡の時を感じていただきたいのです。

撮影会は、そのすべてに感謝の思いでいつも行っています。だから私の撮影会は生きている感謝祭なの。また、美しい景色に出会えますように。

最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました!

新潟大好き❤

 

なでしこ和美人越後 代表前山豊子