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ご近所付き合い

向こう三軒両隣。聞いたことがある人がもう少なくなっているのかもしれませんが、昔はご近所付き合いは、大人も子どもも普通に行っていました。冠婚葬祭、子育てに至るまで地域の結束が強くありました。私の子どもの頃も、近所の幼なじみのお家と行ったり来たりしていたものです。母のお茶のみ友達は毎日来てましたね。それはそれで、大変だったこともあったけど、みんなで子育てをしているような、各家庭の事情が分かることで、助け合っていました。あの頃流行ったピアノの習い事も、我が家は貧乏でしたから、幼なじみのお家の工場の二階にあったピアノを借りて、習いに行かせてもらいました。今の時代では到底ありえない、時代背景がそこにはあり、温かい人のぬくもりを感じたいい時代だったと思います。

隣は何をする人ぞ

今は、プライベートを重視する時代となり、隣がどんな人なのかを知るすべもありません。朝の挨拶や聞こえてくる家庭の音で想像する。顔見知りなら「子どもがいるから騒音もしかたない」と寛容になれても、知らない人では許せない!まで発展しかねません。コミュニケーションのなさは、どんどん被害妄想だけが膨らみ、大きな誤解を生みやすい、寂しい時代になってしまいました。

ご近所トラブルから身を護るには

ご近所トラブルが発生した時には、短絡的な思考と決別することが必須です。

たとえば、ごみ捨てのマナーの悪い人がいて問題になっていたとします。「なんでルールを守れないの!」と何度も注意しても改善されずストレスがたまるばかり。こんな状況にあなたが置かれたときに、一番必要なのは、冷静に分析する視点をもつことです。

そもそも、あなたの人生で一番大事なのがこの目の前の「ごみ捨て問題」なのでしょうか。家のこと、仕事のこと、家族のこと、他にも大事なことはありませんか?

もちろん、わがままからマナーを守らない人が悪いのですが、既に何度も注意して変わらないのであれば、あとは本人の問題なのです。行政などに連絡をして実務的な対応をお願いするなど、やれることをやったらそれで十分です。

ゴミ出し問題にやっきになって、本来すべきことをおろそかになっては本末転倒。短絡的に考えるのではなく、俯瞰してその問題を見つめれば、あなたが一番優先すべきこと、そして次に何をしたらいいのか、優先順位がみえてくるでしょう。人生の問題として考えたら、ご近所付き合いは主軸となる問題ではないはずです。

感情でものを見ない

身近で問題が起きた時、感情的に動くことは決して得策ではありません。必要なことをきちんとやっていたら十分です。

悩みが多い人の特徴には、感情的になり、自分から悩みを増やし、問題を複雑化させてしまっています。その時間ももったいないのです。冷静に分析する習慣を身につけることが、トラブル回避に繋がっていきます。

どこかで折り合いをつけていかなければならないのも現実です。基本的なマナーを自ら実践しやれることをやりましょう。どんなときにも笑顔は大事!笑顔で挨拶することは、一番の防衛になることでしょう。ご近所付き合いは「腹六分」くらいにとどめ、本当に大切なご縁を大切にして、自分の人生を歩きましょう。

今日も素晴らしい一日を。

いってらっしゃい(^^)