「何かを学ぶ」その時の視点が大事
仕事以外のことに興味を持って勉強を始める人が多くなってきました。けれど、「何をやっても長続きしなくて…」とあきらめている方も多いかもしれません。
まず考えてほしいのは、なぜ?何かを学びたいのか、その理由です。
「現実の社会の中で、より多く稼ぐために勉強したい」
「たましいを輝かせるために勉強したい」
あなたはどちらの理由でしょうか?これらは、適職のための勉強と天職のための勉強と言いかえることができます。
適職のための勉強、天職のための勉強
適職のために勉強したい場合の視点の持ち方
適職のために勉強するという事は、つまり「リストラや将来的に不安だから、今の仕事には必要ないけれど、別の資格もとっておきたい」という場合のこと。これは、自分の生まれ持った技能が生かせるかどうか、という視点で選びましょう。あなたが比較的すんなりできること、簡単にマネできてしまうことなど、考えてみてください。自分の得意なものを見つめなおして決めればいいのです。
天職のために勉強したい場合の視点の持ち方
天職のために勉強を始めたいという場合は、自分の心が本当に楽しめるものを選んでください。
たとえば、文章を書くのが大好きだという人がいたとします。人生でたった一本でいい、小説を書くのが夢。だから会社に勤めながら、ライター講座や小説講座などに通うわけです。自分の夢に向かってワクワクしながら勉強することは、とっても素敵なことです。
書いた小説が認められ、ベストセラーになる可能性が高いとは言えないかもしれませんが、続けていたら書いた物語を絵本にして、子どもたちに読んで聞かせてあげられるようになるかもしれない。書く力を人の役に立てる道は、さまざまに広がっていきます。心が幸せになる、これはもうれっきとした天職といえるでしょう。
夢はいつもあなたのそばにあります
人は、目標がしっかりできれば、勉強は長続きするはずです。挫折しそうになった時でも、夢が力を与えてくれるからです。
天職の候補はいくらでもあります。あなた自身が本当に好きなこと、たましいが喜ぶこと、そんな鉱脈をぜひ探してみてください。ただし、天職はお金には結び付きにくいもの。天職で食べていこう!という欲が出てくると、挫折する場合が多いのです。「プロになれない」「これでは食べていけない」と挫折し諦める人も多いのです。
プロになる必要が本当にあるのでしょうか?それで食べていく必要があるのでしょうか?
冷静になって考えてみてください。適職と天職は違います。書くのが楽しい。書くことで人の役に立てれば嬉しい。それだけでよかったのではないでしょうか。その出発点を忘れなければ、夢はいつもあなたのそばにあるのです。
仕事がない厳しい時代でも、あなたに出来ることはあるはずです。どうしても厳しいのであれば、生きるために必要な勇気を持ちましょう。家族、友人、行政…様々な手段をとりましょう。余計なプライドも捨て、今を生き抜いてください。どん底を味わうからこそ見える景色があるのです。自分に負けず自分の信念をつらぬいてください。
今日も素晴らしい一日を。
いってらっしゃい(^^)