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【最後だとわかっていたなら】

あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう

あなたは言わなくても わかってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたなら
一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と
わたしは 伝えただろう

たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

そして わたしたちは 忘れないようにしたい

若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを

明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと

だから 今日
あなたの大切な人たちを しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも いつまでも大切な存在だということを
そっと伝えよう

「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう
そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

◆ノーマ・コーネット・マレックは、アメリカ・ケンタッキー州出身の詩人。
1989年に10歳で亡くなった息子サムエルに捧げた詩「最後だとわかっていたなら(Tomorrow Never Comes)」を発表。

想像力をもちましょう。愛を怠けていませんか?

この詩は、私たちに多くの気づきを与えてくれています。いつの間にか、普通に「明日」があると思ってしまっています。まさか!災害などでよくインタビューされた人から出る言葉「まさかこんなことに!」。

情報社会でこれだけ様々な情報が誰でも手に入る時代にありながら、それを受け入れるかどうか、その情報を生かすかどうかは人間の判断、つまりは想像力であり「人間力」なのです。

どんなに大事なことを人から聞いても、実行するのは「あなた」です。

そして大事な言葉、メッセージは、「人」だけではありません。

これは「守護霊」たちからの大事なメッセージ。こんなお話があるのをご存じでしょうか?

神様からのメッセージ

一人暮らしの信心深いお婆ちゃんがいました。その年は大雨でついには川が氾濫の恐れがあり、避難しなければならないほどになりました。お婆ちゃんは、神様にどうか助けてください!と祈りました。

なかなか避難しないお婆ちゃん、若者が船で迎えに来てくれたのです。ところが、お婆ちゃんは「こんなに神様に人生を捧げてきたのだから、きっと神様が助けてくださる!」といって動こうとしなかったのです。仕方なく若者は引き返しました。結局、お婆ちゃんは逃げ遅れあの世へ。あの世に行って神様に、「あんなに祈ったのにひどい!」と文句をいった。神様は「助けを送ったではないか」と。

そうです。あの若者こそ「神様」だったのです。

その手を振り払ったのはお婆ちゃん。このお婆ちゃんには「感謝」がなかったのです。

今日を丁寧に大事に生きましょう

いつの間にか、私たちは傲慢になっています。ほんの少し思いやりがあれば、傷つけあうこともなかったのに、そして何より、自分のことも大事にできていません。

明日のことなど誰にも分らないのに、後回しにしていることが多いです。特に大事な人への言葉を後回しにしてはいないでしょうか?

あなたにも「神様のメッセージ」は届いているはず。

あなたの心も知っています。

ただ、言い訳をして、それをしないあなたがいる。

この人と過ごせるのも最後かもしれない、この景色に出会えるのも最後になるかもしれない。毎日は奇跡の連続なのです。今日は昨日の続きではない。当たり前の日常はありません。偶然に見える出来事ですらすべて、神の計らいの中にいます。あなたに必要で気づいて欲しいことばかり。

もっと遠くまで見渡してください。あなたは生きています。生きなければならない命を預かっているのです。あれもない!これもない!と失ったものばかりに目を向けず、これもある!あれもある!と小さな幸せを集めてください。どんな人も生きる意味があるのです。あなたが偶然手にした本、偶然つけたテレビ、友人から出たひと言。神のメッセージはいつもあなたのそばにあります。

価値があるから生きるのではなく、生き抜くことに価値があることを、決して忘れないでください。

愛に満ちた暮らしに憧れるのであれば、あなたが愛の人になりましょう。あなたが「愛の心」で人を愛せばいいのです。あなたが先に愛のこころをもつことが、あなたが幸せになる天の法則。それに逆らっているうちは、幸せは遠く離れていくものなのです。たくさんの犠牲があっての、今ある幸せを忘れないでいましょう。生かされている今を大切に。

今日も素晴らしい一日を。

いってらっしゃい(^^)