宿命に支配されてはいけない
「運命」と「宿命」の違いを何度もお話してきましたが、その違いについてちゃんと理解できていますか?
「宿命」はもって生まれて変えられないもの。そしてそれは自分で選び決めてきたことでもあります。
たとえば、どんな親のもとに生まれるか?など、それは変えられない「宿命」です。
けれど、その両親のもとで何年暮らすか、どんな風に暮らすか、自分で選べます。これが「運命」です。「運命」は自分の意志で変えていけるもの。この違いをはっきりとまずは理解しましょう。
性格は変えられる?
「性格は変えられない」と言いますが、そんなことはありません。ただ他人様の性格を変えることは難しいでしょう。けれど、自分の性格は変えられます。
「こんな自分はもうイヤだ!」と思うなら、周りにいる尊敬する人や、憧れる素敵な人のマネをしてみるのもいいでしょう。また、性格分析や、心に関する書籍を読んでみるなど、変えようと本気で思うなら、変える方法はいくらでもあるのです。
自分のことは自分で変えることができるのです。
「運命」は自分で切り拓くもの
成人式を迎えられ、社会人としてスタートされた方もいらっしゃるでしょう。
「なんでこんな親なんだ」「もっとこんな家庭が良かった」と思う若者は決して少なくないのかもしれません。ですが、その環境を今生の学びの土台にと、決めてきたのは自分だという真実から、どうか目をそらさないでください。
そして、もしもそう思うなら、反面教師として自分は決してそうならないと、親元を離れ自立すればいいのです。親子であっても、たましい別です。親の人生に振り回される必要はないのです。自分と本当に必要なご縁を繋ぐこと。親の最大の役目は、あなたをこの世に送り出してくれたことだと私は思います。それだけで十分感謝です。人間は人のお腹からでしか生まれてこれません。
逆に、子どもに振り回されている親も同じことが言えます。
子どもの人生はその子のものです。決して親の思うようにはいかないのです。別の道なのです。深い結びつきで親子として生まれたことには違いないけれど、必要以上にその子が自分の人生を生きる権利を奪ってはいけないのです。
「親子」の関係性も「運命」として努力しだいでいくらでも変えていけるものです。
いつまでも、文句を言っているのは、どこかで甘えている証拠。甘えさせてもらえていることに感謝しましょう。今の時代、特に命に順番はありません。いつお別れが来るかもわからないのです。その覚悟がありますか?
日常は感謝することばかりだということに、もっと多くの方が気づいてくれたらと思います。
運命だから仕方ない。そう思っているうちは変われません。成長すらできません。
運命は変えられる。そう信じて努力すれば、少しづつ変わっていきます。成長できるのです。そうして努力を続けていれば、あなたを取り巻く世界にも少しずづ変化が見えてきます。自分を信じて、祈るように生きましょう。そして自分の力で運命を切り拓いていきましょう。
今日も素晴らしい一日を。
いってらっしゃい(^^)