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安らかに老いるために

人生100年時代

人生100年時代となり、老いるということを真剣に考える時代になったのだと思います。誰もがいつまでも若々しくありたいと願い、自分が年老いていくことを受け入れられないものです。けれど、こればかりはどんな人も平等に年をとります。今日できたことが明日にはできなくなる現実を見るのです。少し前なら、認知症などになる前に人生を終えたものですが今では100年時代。長生きが幸せと思うかもしれませんが、いつまでも生き続ける人生も状況によっては決して幸せとは言えないと思います。

日本には老いに対して、恐怖しかない人も多いかもしれません。アンチエイジング商品が売れるのもそういった老いに対しての抵抗なのでしょう。もちろん努力は形になりますから、やらないよりはいいのかもしれませんが、そこに執着しすぎては人生のバランスは崩れてしまうでしょう。

人生にも四季がある

日本には美しい四季があります。雪解けの春、穏やかな光と美しい桜、夏の燃える太陽ときらめく緑、真っ赤に色づき心躍る秋、真っ白な銀世界に凛とした空気感の冬。人生も同じように様々なシーンがあるのです。老いることにだけ執着せず、年を重ねたからこそ見える景色を楽しみましょう。

物質的に豊かな人ほど若さにしがみつき、お金で買い戻そうと躍起になるのは、物質では心が満たされていない証。シワも自分の歴史。笑いシワは素敵です。年をとると人生が顔にでます。ごまかしはきかないのです。

一つひとつ手放していく

出来ることはできる!出来ないことはできない!これに尽きると私は思います。どんなに手放すことが辛くても、手放さねばならない日が必ずきます。それはどんなお金持ちも、幸せそうに見える人もその日は平等にやってくるのです。生まれてきた以上誰もが経験する条件。感謝して受け入れ手放していくことが、人生の最後を実りあるものにしていきます。「長生きしなくていいんだ」「80まで生きれば十分だ」そんな会話も耳にします。寿命は神様との約束。自分でそんな言葉が出ることはとても傲慢ではないでしょうか。明日命が終わるかもしれないのです。そんな危機感も想像できていないから、感謝が持てずにいるのでしょう。若いからまだ、とか。命に順番はありません。毎日がどれだけ貴重な時間かをどうぞ考えてください。約束された明日はないのです。

迷惑かけたっていい

人はどんなに頑張っても、最後は誰かの厄介になるのです。互いに迷惑をかけ合いながら色んな経験、思いを学ぶのです。あなた自身も相手にも大事な学びの時間。困ったときは素直に甘えていいと思う。今は意地を張ってる場合ではないから・・・。「老いていく」ことで親は最後までその身を通し、子に教えていくのだと母の死から学びました。母が私くらいだった時、どんな思いで生きてきたのかを考える今日この頃。病弱でやりたいことの半分も出来ない母でしたが、気丈に生きた人生を私に見せてくれました。私の生き様が、今度は子どもたちの力になれたら嬉しいですね。老いていくことを楽しみましょう。

人生は一度きり、悔いのない人生を。あなたの人生を味わい尽くそう!

今日も素晴らしい一日を。

いってらっしゃい(^^)

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