先祖供養をしないと不幸になる？
「先祖供養をしないからバチが当たったのです」なんて物言いをあなたも聞いたことがあるかもしれません。こうした考え方に影響され、この世での「幸せ」を得るためにせっせと先祖供養に励む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、この行為は自分の欲を満たすために、先祖と取引しているようなもの。冷静に考えてみたら「これだけやってるんだから、幸せにしてよね！」と駆け引きをしている。そこに本当の幸せはありません。
「幸せ」な供養とは
先祖供養をするかしないかが、はたしてダイレクトに「幸せ」や「不幸」に結びつくものなのでしょうか。いいえ。「不幸」と思えるできごとは、自分自身の波長とカルマが引き寄せるもの。
今までに自分が何をしてきたか、どんな思いで生きているのかが、自分の現実をつくっています。先祖供養をすれば「幸せ」になれるというの単純すぎ。何でもかんでも先祖供養と結びつけるのは間違いであり、厳しい言い方をすれば怠けているといえるでしょう。
先祖は魔法使いではありません。神様でもありません。浄化が進んでいる先祖霊は子孫の幸せをどんな時も願っています。むしろ先祖霊に依存し、お金に走った先祖供養をもしあなたがしているとしたなら、形やお金にしがみついている自分を反省しましょう。「感謝」の心こそが本当の供養なのです。
おすすめの供養のしかた
「いい供養」とは形やお金ねではありません。「私たちはこうして頑張っていますから、安心して浄化に励んでください」と激励するのが一番です。
最大のタブーは、先祖霊にお願いすることです。
先祖霊は、スーパーマンでも魔法使いでもありません。ですが、かわいい子孫にお願いごとをされては、何とかしなければと、自分自身の浄化に身が入らなくなってしまいます。現世側のことは現世で解決しなければならないのです。いつもやさしく見守る存在に感謝しながら、自分自身が甘えていたことや、やらなければならないこと、決意を伝え、ともに切磋琢磨する気持ちで、あなたの人生を生きましょう。
あなたがイキイキと自分の人生を謳歌することこそ、先祖供養につながることも心にとめておいていただきたいと思います。思いやりの心、優しい心、感謝の思いが先祖に届くのです。
まもなくお盆です。お墓や仏壇に参ることができなくても、想念が届きます。祈る心、いつもありがとうと心で祈ることで、立派な供養なのです。心穏やかに今年のお盆をお迎えいただけますように…。
今日も素晴らしい一日を。
いってらっしゃい(^^)
