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現実を受け入れる

誰の人生の中でも、時に愕然とするような出来事が起こったりします。突然の大切な人の死、会社が倒産してしまったり、親が認知症になったり、自分が大病になったり…。

「なぜ?こんなことに」と呆然とし悩み続ける人、「もっと、こうすれば良かった、ああすれば…。」と絶望し後悔ばかりする人、「きっと奇跡が…」と妄想に時間を費やしている人、色んな思いにとらわれるかもしれません。けれど、そこに時間を費やしているうちは、ここから抜け出すことができません。厳しいですが、現実逃避をしていても、心の平安を取り戻すことはできないのです。

乗り越えられない苦難はない

私たちに起きる苦難は、今の自分に必要な苦難。あなたのたましい、器を大きくするためのカリキュラムの一つととらえましょう。たましいの存在である私たちには、乗り越えられないものは起きません。死も病も悪ではありません。その出来事を通して、当たり前はないという事や、感謝がなかったなど、色んなことを教えてくれているのです。心の平安のための解決の道は必ずあります。そのためには、感情ではなく理性で受け止めなければ、解決の糸口は見えません。つまりは冷静に現実を受け止めることから、運命は動き出すのです。

涙目では真実は見えない

本当にショックな大きな出来事に見舞われた時、人は涙がでません。泣いている暇がないのです。生きることに必死で余計なことを考える余裕もないからです。必死の時は「理性」が優先。涙がでるのは、ホッとしたときや一段落し心に隙間ができたとき。「感情」が溢れ涙が止まらなくなるのです。

途方に暮れてくれていても、時間は過ぎていきます。いつまでも泣いてばかりいても現実は変わりません。この状況から少しでも抜け出したいなら、現実を受け入れること。

現実を受け入れ、周りを見渡す。時には声をあげ、助けを求めてください。余計なプライドは邪魔になります。苦難は一見厳しいように見えますが、必ずそこにも意味があります。今までの自分を振り返るチャンスを与えてくれています。苦難の時ほど、本物がわかります。どん底になったあなたに、今も変わらず付き合ってくれる人を、大切にしましょう。そしてこの出来事を乗り越えた時、必ずこの苦難に感謝するあなたになっていることでしょう。あなたに必要なことしか起きません。腹をくくり、涙をふいて立ち上がろう!

厳しい冬もやがて春を迎えるように、今、「生きている」素晴らしさを噛み締め、前に進みましょう。桜の春はもうすぐそこ。自然界はいつもお手本。

今日も素晴らしい一日を。

いってらっしゃい(^^)