あいさつの力
人と人とのふれあいも対話も、「あいさつ」から始まります。もちろんビジネスシーンでもあいさつは必要。「あいさつもろくに出来ない!」なんて、人は瞬時のあいさつでその人を判断したりするのです。
あいさつは自分から大きな声でするもの。「自分から」が大事です。
誰もがわかっているようで、なかなかこれが出来ません。我が家の息子たちも、他人様にはできているのか?わかりませんが、家の中ではできていないのが現状です。最低限の「おはよう」「おやすみ」「いってきます」「ただいま」などは言いますが、普段から気をつけないとすぐには言葉が出てこないものだから。
こちら側から元気にあいさつすれば、相手も気持ちよくあいさつしてくれます。近所の小学生たちは、畑にいても「こんにちは(*^^*)」と大きな声で先にあいさつをします。素晴らしいことです。恥ずかしがってごにょごにょ言う方が、本当は恥ずかしいのかもしれませんね。元気な朝のあいさつこそ、気持ちよく行いましょう。
あいさつは漢字で「挨拶」と書きます
「挨拶」はもともと禅語とのこと。「挨」も「拶」も”押し合う”ことを意味しています。禅僧が互いに押し問答する中で、お互いの悟りの程度を知ろうとしていることが、本来の意味と伺いました。なるほど。このことからも、あいさつが心に働きかけるものであることがわかりますね。
最初に交わすあいさつから、「今日はいつもより元気がないな」とか、「やけに笑顔で輝いているな、いいことあったのかな」など相手の声や表情から伝わるものを感じとれるのです。しっかりと相手をみて心を向けてあいさつすることを心がけましょう。
気持ちのいいあいさつは「和顔」が重要
あいさつは「言葉」と「形」が整うことで所作が完成します。「和顔(わげん)」と読む言葉があるのですが、これは、穏やかでやさしい表情のことで、あいさつにはこれがもっとも重要なのです。この和顔が言葉にいっそう力を与えるのです。
「和顔愛語」という四字熟語があります。穏やかな表情になれば、言葉も自然に相手に対する親愛を感じさせるものとなる。つまり言葉にパワーが増すのです。
相手に心を向け、相手を見て、和顔で「おはようございます」の言葉を述べた後、丁寧に頭を下げる。言葉と同時にお辞儀をするより、言葉もはるかに相手に伝わります。所作全体もきれいです。
たかが「あいさつ」されど「あいさつ」。”ひと味違う”素敵なあいさつしてみませんか?
今日も素晴らしい一日を。
いってらっしゃい(^^)