病は大切なメッセージ
病気になると、誰もががっかりしたり、落ち込み気分は沈んでしまいますね。ですが、視点を変えれば、病は大切なメッセージです。スピリチュアルな視点からみると、病には「肉体の病」「運命の病」「宿命の病」の三つに分けることができます。
「肉体の病」
「肉体の病」とは、文字通り肉体のSOSです。不規則な生活や無理をすることで生じる病。体を壊してはじめて、健康のありがたさを感じることはよくあります。体からのメッセージをしっかり受け止め、休息をとることで快方にむかいます。
「運命の病」
「運命の病」とは、つまりはあなたの「思い癖の病」ともいえます。あなたの性格から生じる病からのメッセージ。あなたのこだわりや執着、…ねばならない!など、素直になれずあなた自身が自分で鎖でがんじがらめにしてはいないでしょうか?人生が上手くいかないのは、その執着を手放せない性格が関係していませんか?という病からのメッセージ。自分の思い癖、思考のくせなどを分析してみましょう。無理をさせている原因が見えてくるかもしれません。この思い癖が「肉体の病」とも連動していくのです。頑張りすぎていませんか?何のために頑張っているのでしょう?それは本当にあなたのためですか?細かく分析して、自分の心が何に躓いているのか、客観的に分析してみるとよいでしょう。
「宿命の病」
「宿命の病」は先天的な疾患であったり、大きな事故で後天的に重い障害を背負うケースなど、その人の現世でのカリキュラムに関わる病のことをいいます。
私たちはたましいの存在。生まれる時に現世で自分は何を学び、たましいを向上させるのか、大まかなカリキュラムを決めて生まれてきます。この世では障害をもった方々は、生きにくいと感じることもあるかもしれませんが、スピリチュアルな視点ではそれも個性。この世での旅で、一気にたましいを向上させようという、高い志を備えて生まれてきている強いたましいなのです。
交通事故で下半身不随になったり、足を切断したりした方が、人生観が変わり、パラリンピックで金メダルを取った、そうしたニュースを目にしたこともあると思います。「宿命の病」には寿命も含まれます。ある意味執着を手放してからが人生が好転していきます。病になったことで、周囲の人の愛に気づくこと、生まれてきたことに感謝すること、人生何があるかわからないと「精一杯思いを込めて生きよう」と考えることなど、大切な人生の学びを得た時「宿命の病」をプラスに転じていけるのです。
「病」はあなたに大切な気づきを与えています。病になったことだけにとらわれず、自分がなぜ「その病」になったのか、奥に隠れた自分へのメッセージに目を向けてみてください。広い視点を持つこと。目の前のことだけにとらわれず、しっかり前を向きましょう。涙目では真実は見えません。みんな自分のオリジナルの人生を生きています。山あり谷あり、喜怒哀楽、ジェットコースターのような人生も、今生のあなただけの大切な時間です。苦難さえも楽しめる自分でありたいですね。
今日も素晴らしい一日を。
いってらっしゃい(^^)