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トラウマはその人の心の傷

家庭環境は人それぞれに違います。その人がどんな環境で育ったのかが、その先の人生において大きな影響を与えることは否定できません。

お金はあっても愛情をかけてもらえず育った人。

お金は貧しくても愛に溢れ育った人。

色んな家庭環境がある中で、どんなに悲惨な環境で同じように育っても、それを乗り越えられる人と、乗り越えられない人がいるのはなぜでしょう。

トラウマとは、育ってきた環境によってできた「心の傷」。

少し厳しい言い方になりますが、

トラウマを乗り越えられないのは、環境だけが理由ではありません。その人自身に弱いところがあるのです。まずは、自分自身のその弱さに気づき、認め、受け入れることが必要なのです。

自分の「弱さ」を見つめる勇気

愛されてこなかった人の多くは、愛することに臆病になります。

「私はトラウマがあるから、人を愛せないし、誰も私を愛してはくれない」

そんな風に思っている人がいるとしたなら、それは、そう自分に言い聞かせ、そう思うことで、再び傷つくことから自分を守ろうとしているのです。

誰だって傷つくのは怖い。もう二度とあんな思いはしたくない。

みんな大なり小なり、生きていればそんな経験の一つや二つありますよね。私もいっぱい恥かきながら傷つきながら、生きてきました。

心の傷から生まれた弱さ、環境から生まれた弱さ、もって生まれた弱さ、様々な弱さをみんな抱えています。その自分の弱さを直視する勇気をもってください。そしてその弱さを受け入れ、癒し、乗り越えようと決意しましょう。

「強くなりたい」と念じてください。自分の力で立ち上がるのです。

傷ついたのではなく「磨かれた」

「もっと強くなりたい」と強く念じたその祈りは、必ず通じます。

あなたが自分の力で立ち上がりたい!と強く決意するとき、目には見えない多くのサポートが必ずあります。いろんな人との出会いや、その人の言葉、あなたが目にするものにあなたへのメッセージがあるでしょう。

「恨み」や「そねみ」、「妬み」「憎しみ」からは、なにも生まれません。

すべては自分の内側との対話です。自分がどんなふうに生きていきたいのか?人生の主人公は「自分」なのです。

ダイヤモンドも原石は美しくありません。幾度も幾度も削り、磨き、たくさんの工程を経て美しく輝くのです。

自分にとって何が必要で、何を大切にするのか、守るものは何か?

そうして少しずついらないものを削ぎ落し、たくさんの経験から磨かれてこそその人の良さが輝くのだと思います。

あなたを傷つけた人を恨んではいけません。そこで闇に向かえば抜け出せなくなります。その人のおかげであなたは傷ついたのではなく”磨かれた”ことに気づいてください。

切磋琢磨。人は人からでしか学べない生きもの。互いに磨きあい、その奇跡の出会いに感謝できるようになりたいものです。

人生に無駄はない。

今日も素晴らしい一日を。

いってらっしゃい。