人との関りを愛おしむ
人生という旅において、人との関りは旅先での出会いです。出会った人とは別れがあり、生涯を共にする人はいません。なぜなら、生まれてから死ぬまでずっと一緒にいることはないからです。
多くの人は人間関係に依存しています。孤独を感じやすいのもそのためといえるでしょう。出会いがあるから別れがあって、別れがあるからまた新たな出会いが生まれます。意味のない出会いも別れもありません。必ず自分のために必要なものが隠されています。
人間関係は腹六分
腹八分目などと食べ物のたとえでいいますが、人間関係は腹六分が理想的。物質主義的価値観で考えて、腹六分の塩梅が難しいと思う人がいるかもしれません。大切なのは、その人と共にどのような時間を過ごすのか?ということ。ただただ一緒にいれば幸せなのでしょうか?どれだけ一緒にいても分かり合えない人もいます。ダラダラと時間を無駄にすることで、関係性が悪くなることだってあります。相手を尊重し、思いを込める。腹六分の付き合いができれば、誰もがいい関係で過ごせるのです。
ご縁を大切に
来る人拒まず、去る者追わず。あなたと出会った人はすべてあなたとご縁のあった人達。優しい人も厳しい人も、好きな人も、嫌いな人も。人生は旅です。駅のプラットホームにたまたま居合わせた人もいれば、将来を誓う人もいます。駅で会っただけの人すべてと深い縁にはならないように、人生においても、関わり方が異なる人たちがいて当然なのです。関わりのあった人全員と、意気投合して大親友になるなんて、ありえないのに、誰もがみんなから好かれようとし、別れられないでいます。
縁がある時は感謝して受け止める。縁がない時は、自分には縁がないと思い、相手の幸せを願い手を振る。それが出来ることが幸せを得るための礎です。
あなたの人生では、あなたが主役でも、相手の人生ではあなたは脇役なのです。互いに自分の人生のためによい出会いであるべきなのです。相手の幸せを尊重し理解することで、また、自分を理解してもらえるでしょう。あなた自身の幸せをまずは大事にしましょう。時には関係性を断つ勇気も必要なのです。あなたの心の在り方で、出会う人がかわります。人生に間違いも失敗もありません。本当に必要な縁は再び戻ってくるから…。
人との関わりは永遠ではありません。だから愛おしいのです。その一瞬を大事にしましょう。
今日も素晴らしい一日を。
いってらっしゃい(^^)