自分を正す勇気
どんな人にも、間違いはあります。ミスのない完璧な人はおりません。
大事なのは、そのミスをした時。相手から注意を受けた時。それがたとえ、誰かのせいであっても、その時の対応で人格がわかるものです。
自分のせいじゃない!とすぐに言い訳してしまうのも、人間の弱さ、未熟さだと思います。でも、言い訳したところで何も好転しないのです。
自分の過ちを私のために気づかせてくれた。このまま進めば、誰かにまた迷惑をかけてしまっていたかもしれない。大事なことを教えてくれた、ということになるわけです。
言い訳している自分に、一番気づいているのはおそらく「自分自身」です。責任転嫁して自分は悪くない!と逃げようとしている自分を、ちゃんとわかっているはずです。
だったら、やることは一つ。誠実に心からそのことに対し謝りましょう。
反省し、謝罪する。そこからでしか人は成長できないものだから。
叱られることも愛です
家の息子にも感じたことですが、若者は叱られることに不器用です。
「怒る」と「叱る」は別なのです。なのに彼らを思って注意し教えているだけなのに、自分を否定されたと思うようで、むきになります。でも、よく考えて見てください。なぜ?そこまでむきになるのか?答えは一つ。図星だから。
自分でもどこかでわかっているのです。それを指摘され動揺し防御する。人から見て客観的な視点で、自分に教えてくれていると切り替えることができれば、腹を立てる必要もないはずなのです。
あなたに嫌なことを言ってくれる人は、あなたにとって大事な人です。好き嫌いは別にしても、あなた自身では認めてこなかった自分を、指摘してくれた大事な人です。優しい人ばかりではあなたは成長出来ません。それどころか、この先の未来に、誰かを不幸にしてしまっていたかもしれません。
厳しいことを言ってくれる人こそ、嫌われる覚悟を持った「愛」のある人と言えるのではないでしょうか。
自分を創るのは「自分」です
間違いは誰にでもある。今の世の中は、間違いを許さないような怖い世の中になってしまいました。でも、どんなに立派な人でも、絶対に失敗も間違いも勘違いしたトラブルもあるはずです。
そのトラブルの時に、間違いを正す勇気があるかどうか、そこに未来のあなたが決まるといっても過言ではないでしょう。
きちんと誠実に過ちを認め謝罪したあなたを、最初は馬鹿にするかもしれません。けれど、そこでも、真実を見ることができるでしょう。すべてはあぶり出し。本当にあなたが大事にすべき人たちも一緒にあぶり出されてくるのです。
誠実な心を常にもちましょう。
コロナになって学んだことの一つに、自分にとって本当に大事にしたいものや人が何なのか、誰もが立ち止まり振り返ったのではないでしょうか。本当に大切にしたい人を守りましょう。それが自分の人生を豊かにできることに繋がっていきます。
自分自身のことがちゃんと見えていますか?自分に嘘のない人生でありたいですね。
今日も素晴らしい一日を。
いってらっしゃい(^^)