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「感謝」はタイミング

大人としての振る舞いとして、心づくしのものを送っていただいた時、お礼の言葉を伝えるのは当然ですよね。さらに「感謝はタイミング」が大事になります。

直接会って伝えられたらいいのですが、できない時は、すぐにメールやお電話でお礼を伝えるようにしていらっしゃいますか?家族であっても同じです。お米を送ってもらったり、母の日にプレゼントが届いたりしたなら、時間帯は考慮すべきですが、なるべく早くお礼の言葉を伝えましょう。ちゃんと相手に届いたのか、不安なものです。確認の意味でも大事なことです。

「感謝」は手紙で

お電話やメールでお礼するのはあるていど”常識”の範囲。おもてなしを受けた時、お食事をごちそうしてもらった時も同じです。次に会った時にはもう一度きちんとお礼を言いましょう。

直接会えない大切な方には、ぜひ、お手紙を書いてみてほしいのです。季節のはがきでもいいですし、近況を伝えるお手紙も素敵なものです。スピードの速い時だからこそ、その丁寧な思いにまた絆は深まります。丁寧に書かれた文字に相手も笑顔になることでしょう。手紙にはあなたの思いがこもるのです。

手紙には言霊が宿ります

前回は、メールには言霊が宿らないと申し上げました。手紙には言霊が宿るのです。実はあなたの想念は、手紙を書いている時にすでに相手に届いています。プレゼントを選ぶ時も同じで、相手のことを考え、あれこれ選んでいる時すでに、その相手にはあなたの思いが届いているものなのです。ですから適当に選んではいけません。渡すときよりも選んでいるその瞬間をより丁寧にしてみてください。恨みの念を込めてはいけません。因果の法則でその想念はまた、あなたに返ってきてしまうから。

手紙は書いていると、何を書こうか迷うかもしれませんが、おざなりのお礼の言葉だけではなく、いただいたものに触れ心を伝えるのがポイント。「誰といただいた」「どんなふうにいただいた」送った方がその光景が浮かぶように伝えてあげたら、相手も嬉しいものです。かしこまるのではなく、素直な思いを伝えるようにしましょう。

日本の美しい言葉をつかいましょう

季節感のあるものをいただいた時こそ、日本の美しい四季の言葉を入れてみてはいかがでしょうか。

「一足先に春の訪れを感じています」「この夏の残暑も乗り切れそうな気がします」「おいしい秋をいただきました」「お心遣いの温かさで、寒さが和らぎます」

日本人の表現の美しさは類を見ません。日本人に生まれ日本の四季を感じるものとして、こうした言葉が伝えられる人になりたいものです。言葉づかいはその人の運命もかえる力があるものです。ことたまの力を侮らないで。

殺伐とした現代だからこそ、大切な人を思い手紙を書くひと時を持ってみてはいかがでしょうか。

手紙には心を整理したり、自分にとってもいい時間になるのです。大好きな人に思いを伝えたいときも手紙を書いてみてください。手紙には不思議な力があり、あなたの思いを文字にすることでエナジーが宿るのです。たとえ相手に手紙を出さなくても、書いている時に念が届くもの。謝りたい相手や不仲になってしまった相手にも、手紙を出すのではなく、手紙を書くことに意識してみてください。出さなくても心を込めて書いた言葉、思いは必ず相手に届きます。ですから、心に引っ掛かっている悶々とした思いはため込まず書き出してみましょう。

感謝のことばは人間関係の潤滑油です。「このくらいわかるだろう」ではなく、「ありがとう」と言葉にしましょう。感謝する心がまた、あなたを幸せにしてくれるものだから。

今日も素晴らしい一日を。

いってらっしゃい(^^)