「年をとる」ことが怖いですか?
今のあなたが、何歳でもかまいません。あなたは年をとるのが怖いですか?「怖い」と思ったあなたは、なぜ?怖いのか、きちんと分析できていますか?
「怖い」の原因は、次のどれに近いでしょうか。ご自身に当てはめて想像してみてください。
1 今を充実させることができていない人
毎日の生活の中で、幸せを実感できていない人。今、幸せを感じていなかったり、満たされている気持ちがないと考えている人は、年を重ねた先のことを考えるのが怖くなってしまうのです。
2 ”若さ”しか自分の売りがなかった人
「若い」というだけで周りからチヤホヤされ、いい思いをしてきた人は、年をとることでそれらの”特典”が失われてしまうことを恐れているのです。
3 自分の見た目に自信を持っている人
見てくれ重視のこのタイプは、その美貌が衰えるのが怖くて、年をとることに嫌悪感をもってしまいます。若さを保つためにお金をかけがち。年老いた自分を受け入れられない人です。
年をとることが怖いという思いがどこから来るのか、思い当たるところはあったでしょうか。この3タイプすべてに共通していえるのは、人としての「中身」を磨くことをおろそかにしているという点です。
内面を充実させよう
人としての「中身」を磨くとは、内面の充実です。人生で喜怒哀楽をとことん味わって、”感動”する経験を積むよりほかありません。いいことも悪いことも、楽しいことも辛いことも、さまざまな経験と感動が自分を磨いていくのです。
今は、シルバーヘアーも流行っていて、加齢にあらがわない人も増えていますが、一方で実年齢より若く見られたいと、アンチエイジングに必死になる人も多くいます。ドラマをみて違和感を感じるのは、”昔ながらのおばあちゃん”はすっかりいなくなりました。シワのない不自然なおばあちゃん…。
人生にも四季がある
「若いわね」と言われたら、今では嬉しいほめ言葉ですが、昔は「あなた、いつまでもお若いわね」といわれても素直には喜ばなかったでしょう。「若い」というのは、精神的な幼さや未熟さを指摘するもので、必ずしもほめ言葉ではないからです。
いつまでも枯れない草花はありません。人生も四季に沿って変化していきます。花咲く時期は違っても、やがて花盛りの時期を過ぎ、みんな土に還るもの。そうした自然の理に逆らい「年をとるのが怖い」と感じている人は、まず、今を充実させることに心を傾けましょう。今を輝かせることに行動を起こすことです。
年をとるのが楽しみな人は…
「年をとるのが楽しみな人」は、今すでに心が満たされ、充実している人でしょう。、そして、そこで成長を止めず「さらに上へ、少しでも先へ」と意欲をもって自分を高める努力ができる人。
誰もが「年をとるのが楽しみで仕方ない」といえるような世の中で、そんな生き方ができたら素晴らしいと思います。人は”生きたように死んでいく”と学びました。本当にその通りだと思います。だからこそ、いかに豊かに年齢を重ねるかが問われるのです。
喜怒哀楽さまざまな人生経験を重ね、心の年輪を増やしていきましょう。たましいの成熟を願いつつ…。
今日も素晴らしい一日を
いってらっしゃい(^^)