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真・副・控

あなたの主軸は?

華道の池坊では「真しん・副そえ・体たい」、草月流では「真しん・副そえ・控ひかえ」というように、主軸の「真」、それを引き立たせてくれる「副」、最後に全体を統一するための「控」で調和のとれた作品になります。このことは、私たちが毎日直面する様々な出来事にも共通します。

自分に起きている問題の「真」は何なのか?シンプルに主軸を考えるのです。他の人からの目線も意見も、主軸には必要ありません。あなたがシンプルにこれだけは譲れないと思う、大事にしたい自分の軸を決めるのです。軸が決まらなければ、どんな素敵な素材も、どう組み合わせてよいかわからなくなります。

何が自分の真なのかわからない人は、真剣に自分と向き合っていません。真剣に心を込めて生きていないのかもしれません。あなたはいったいどうしたいのでしょう?何がしたいの?誰といたいの?どうやって大事な人を笑顔にするの?あなたが幸せと思うことはなんですか?自分の人生を真剣に生きていますか?同じ人生は二度と味わえません。人生は有限。限りある命を意識していますか?

自分軸をもつ

自分軸をもっている人は、輝いています。そして他者と自分を比較したりしません。他者を尊重し大切にします。比べようもない事を知っているから。更には、他者の副や控にもなれる素敵な人です。自分の役割を理解できるから美しい調和が生まれるのです。自分を信じることは心豊かに生きる始まりでもあるのだと私は思います。

華道のように「道」がつく伝統文化はみな、精神性、人生哲学がそこにあります。

花は生けることでそれは「人」となるのです。個性がうまれ輝きます。

ですが、華やかさはやがて枯れていきます。「人」も同じ。いつまでも輝かしく若々しくはなれない。やがて来る「老い」を受け入れなければなりません。

生け花に「人生」を重ねることができます。ここにも人生は有限であることや、実となり種となって次の世代へと繋いでいくことを学べます。日本文化は素晴らしいです。

自分に負けない

厳しい時代になりました。色んなことに揺さぶられ、振り回され、何が真実かもわからなくなりました。そんな時ほど自分の信念を持ち、流されないあなたでいてください。

責任主体。誰かのせいにしたところで何も解決しません。自分から情報を取りに行く。そして、誰の言葉を信じ、誰と共に生きるのか?大切なものは何か。しっかりと自分の中で意識しましょう。本当に大切なものさえあればそれだけで十分幸せに生きることが出来ます。

明けない夜はありません。自分に負けないで。心強く生きてまいりましょう。

大切なあなたが幸せでありますように。

今日も素晴らしい一日を。

いってらっしゃい。