天啓の時代
日本人は信仰心の強い民族
日本は瑞穂の国。神々の宿る国です。まだ稲作が中心だった頃、新潟県は全国一の人口を誇る県だったそうです。稲作は自然界との繋がりは強く、お日様、雨、土、水、山、川、全てのの神様と共に生きてきたはず。ですから新潟県は神社の数が今でも日本一なのでしょう。
日本における神の定義は、畏れ多くかしこきもの。大自然を見ても、風が吹いてもそこに神が宿っていると信じる感性が日本人にはあるのです。昔は「天は見てござる」と誰も見ていなくてもと、道徳心がありました。ご先祖様が見ている、という感覚もありますね。初詣やお宮参り、節分、お盆など年中行事も日本人は欠かしません。そこにビジネスがあったにしても、たましいのレベルで感じるものがあるのだと思います。
けれど、いつの間にか自然を恐れることもなくなり、私たちは便利なこと、楽なことに傾いていきました。これだけ災害、震災があっても、すぐに忘れるほど、自分さえよければ…的な考えが強くなってきたように感じるのです。
大事なものは目には見えない
見えないものほど大切なものたち。人の優しさも、温かさも、思いやりも、愛も、みんな目にはみえない形では測れないもの。自然界を敬う心も忘れないでほしいのです。いつの間にか畏れや敬いを忘れ、どんどん人間の都合にしてしまっている。それはやがて因果の法則(自らが蒔いた種は自らが刈り取る法則)で、私たちに返ってきている・・・。
天啓の時代
放射能もコロナも皮肉にも目には見えない。自然界からのメッセージ。原点に帰ろう。そろそろ真剣に考える時がきたのです。当たり前はありません。しばらくは以前のような無防備な幸せな世界には戻れないでしょう。けれど、悪い事ばかりではありません。人との繋がり方や家族の在り方など、本来のコミュニケーションの大切さを知りました。生きるとは何か?人が死んでいくとは?死を身近に感じた方も多かったのではないでしょうか。人は学ぶ生き物です。一ミリずつでも成長できる生き物です。娯楽や快楽、様々な執着を見直し、今、本当に大切なものは何なのか、生きぬくための知恵をしぼり、真剣に考える時間にしてはいかがでしょうか?あなたに今出来る最大限の愛を見せてください。吹雪に耐える桜も春には美しい花が咲きます。怠惰な土地に花は咲かない。コツコツコツコツ努力して、やがて来るその時を待ちましょう。自然界はいつもお手本。
今日も素晴らしい一日を。
いってらっしゃい(^^)